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「子供と対等に接しろ」という詭弁 いじめから救えない親とは

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子育て論に「親は子と対等に接しろ」「子供扱いするな」というものがあります。

誰が言っていたとかいう次元ではなく新聞や雑誌、ネットなどあらゆるところで語られています。

でも私は、親は子と対等であってはいけないと思います(高校生とか、子供が大きくなったら別ですが)

例えば子供がいじめにあっても、対等な親じゃ救えない。そう思います。

その理由や、理想の親とは何か、など。

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理想の親

対等な関係じゃない親、と言うと「何でも言うこと聞きなさい!親は偉いんだから!」みたいな独裁者的な親を想像するかもしれませんが、そうではありません。

理想の親とは何か、私が前に心理センターで学んだ子育てプログラム「安心感の輪」で教えられました。

安心感の輪は50年に及ぶ実証研究がされてきた子育て論です。

詳しい実践方法は最後に過去記事へリンクを貼っておくので後ほど見てもらうとして、理想の親を過去記事から引用すると

いつでも:子どもより大きく、子どもより強く、子どもより賢く、そして、優しい存在でいること

イメージは「いつも堂々とした肝っ玉母さん」ってところです。

子供の欲求を推察し、気持ちに寄り添える優しい存在でいましょう。

できるときは:子どもの欲求に答えよう

子どもがなぐさめてほしいとき、一緒に楽しんでほしいとき、できるだけ欲求に答えてあげましょう。

必要なときは:毅然と対応しよう

子どもがわがままを言ったり、無理なことを言った時、やったらダメなことをした時は毅然と対応しましょう。

 

親は親らしく頼れる存在でいれば、子供も『ああ、自分は子供でいいんだ』と思い、安心できます。

親が弱いと、子供も不安になるのです。

 

子供にとって頼れる存在で、子供が子供らしくいられる相手が親でなければいけない。

これは決して対等な関係とは言えません。親の方が強く、賢く、優しくなければいけないんですから。

 

当然、こういう親になるのはめちゃ難しいです。私もなかなかうまくできません。

でも心がけているだけでも違います。

うちの子は場面緘黙があり難しい子ですが、ちゃんと学校に通えるようになりましたし宿題もちゃんとするようになったり、たくさん良いことがありました。

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「子供と対等に」理論がなぜもてはやされるか

もっともらしく聞こえるから

なぜ子供を対等に扱うかという理由に「子供を一人の人間として尊重する」とか、もっともらしい理由がつけられています。

でも、べつに対等でなくても一人の人間として尊重できます。

「安心感の輪」では子供の感情を推察し、否定することなく寄り添います。子供の感情を尊重しているのです。

また、「子供は子供扱いされるのを嫌う」というもっともらしい理由もありますが、実際はそうでもないです。

「子供扱いしないでよ」と子供が感じるなら、それはバカにされた時か、「子供だからまだ早い」とか言って行動を制限されたからではないでしょうか。

 

それは子供扱いというより、子供を尊重していないだけだと思います。

上にも書きましたが子供は「自分は子供でいていいんだ」と思うことで安心感が得られ、親に頼りやすくなります。

楽だから

「いつも子供より大きく強く賢い親」でいるより、「子供と対等な親」でいた方が圧倒的に楽ですよね。

立場の違う相手と接するより、仲の良い同級生と接している方が思考停止でいられます。

対等な関係というのは楽なものです。

なぜ「対等な親」が子供をいじめから救えないと思うか

これは主に「親を頼りにしていないので相談しないから」です。

どんなに仲が良くても幼い妹や弟には相談しないように、頼りにならない相手に相談しようと思いません。

また、「いじめられていることを親に知られるのが恥ずかしい」という感情も子供にはあると思います。

でもそれは、「知られた時に恥ずかしい思いをさせられるかもしれない」という不安でもあると思います。

相談すればドーンと受け止めてなんとかしてくれるだろうという安心感があれば、だいぶ相談しやすくなると思います。

 

いじめまではいかなくても友達とそりが合わないとか雰囲気になじめないとかで「学校に行きたくない」ということもあるかもしれません。

でも、子供は自分の感情を自覚するのも、ましてや説明するのはとても難しいものです。

そんな時は親が子供の感情を推察し寄り添う必要があります。

「安心感の輪」の基本は子供の感情を推察することなのできっと役に立ちます。

私は小学校高学年の頃、担任の性格が悪くてとにかく学校へ行きたくない時がありました。

でも、自分ではなぜこんなに学校へ行くのがイヤなのか自覚できませんでした。

周りの大人たちは「家で漫画が描きたいだけだろ」なんて言って、無理やり家から追い出そうとしてきました。

私がなんで学校へ行きたくないのか説明できないので、それ以上詳しく知ろうとする人は誰もいませんでした。

子供は感情をうまく説明できない。大人と子供は全然違う。全然違うのに「親と子供は対等」なんて言っている親が、子供特有の感情を理解できるとは私には思えません

 

過去記事にも書きましたが私は以前、小学生の娘に「もしいじめられたらすぐママに言うね」という言葉をもらいました。

いじめの悲しいニュースを見て「うちの子は大丈夫かな」と一度は思ったことのある親なら、この言葉の重みがわかるでしょう。

ダメダメな親ながら、なんとか頑張っていた成果が出たと思いました。

まとめ

親は親らしく、子供は子供らしくいるのが一番良い。

「子供と対等に」は単純に鵜呑みにしてはいけない言葉だと思う。

 

安心感の輪について詳しくはこの記事で紹介しているのでご興味のある方はどうぞ。

子育てプログラム「安心感の輪」が最強!泣く、癇癪など何でも使える対処法

 

おしまい。

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