漫画人生

売れない漫画家が他ジャンルに投稿したら、残念な目に遭った話

投稿日:2017年3月15日 更新日:

とある漫画家(私)は悩んでいました。

「もう何年も漫画家やってるのに、全然売れない・・・」

そこで、別のジャンルの漫画に挑戦することにしたのでした。

他に描きたいジャンルがあったというのももちろんありますが、「他のジャンルなら売れるかも!」と全く根拠のない発想もあり。

その顛末とは?

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年齢的にギリギリ

年齢はもう30代。

新人としては不利な年齢です。

正直、新しいジャンルに行くにはギリギリだと思いました。今まで売れていれば全然違いますが、売れていないので。

 

今までのジャンルでは、最近では電子のお仕事は断り雑誌のお仕事だけ細々としていました。

子育ての関係で描く時間が少ないため雑誌だけに絞ったのですが、これは収入面では不利すぎる選択でした。

雑誌でたまに読み切りを描くより、連載がもらえる電子の方が確実にお金になります。

しかも私の場合、電子の方がギャラが良いです。

 

しかし、新しいジャンルに挑戦するにあたっては雑誌を残して正解だったと思いました。

ろくな実績はないけれども、いちおう「雑誌に載っていた」と言えるので。

全くの素人の30代よりは、少しは格好がつくと思うのです。少しはね。

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雑誌に投稿

久しぶりの投稿。

実績のある漫画家なら、今まで描いた作品と新作のネーム(もしくは下書き)を持ち込めば良いんでしょうが私はそうはいきません。

売れてないし、別のジャンルだし。

 

というわけで普通に投稿から始めることに。

持ち込みという選択肢も外しました。

東京遠い!

 

ちなみに、今まで描いていたジャンルだったらこれまでの作品と新作を持って営業に行っても大丈夫だと思います。売れてなくても。

雑誌で描いていたというのは、同じジャンルであればそれだけでじゅうぶん強みなのです。たぶんね。

絵柄の研究

ジャンルが変わると絵柄も変わる。

ということで絵柄を少し変えました。

投稿するジャンルで、売れている作家さんたちを研究すること3日(短っ)

これで大丈夫(ホントかよ)

雑誌選び

なるべく少ないページ数で投稿できる雑誌を選びました。

だってギャラが出るかわからない漫画を描くのはつらいじゃないですか。

なるべく少ない手間にしたいじゃないですか。

漫画家になる前は15年以上ボツ続きでしたからね。1円にもならない漫画を描くのはもう疲れたんですよ。お金くれ。

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こうしてダメ人間丸出しで描き上げた投稿作。果たして結果は・・・?

結果

良い賞に入ったら雑誌で発表する前に電話があるはずです。

・・・。

・・・。

電話がない

昔「着信アリ」っていうホラー映画がありましたが、着信ナシもそれはそれでつらい。

 

電話がないショックで結果発表のある雑誌を買うのが遅れ、近所の本屋で売り切れてしまいました。

発売日から2週間が経った頃、やっぱりいちおう買おうと思いAmazonで注文しました。

もしかしたら5千円ぐらいの賞には入っているかもしれないので。

 

雑誌が届いたので見てみると、

 

トップ賞に入っている!

 

といっても大した賞ではない(賞金も低い)んですが「その月の投稿者の中でトップ」ということで大きく載っていました。

批評を見ると、ちょっと絵のタッチが荒いとかなんとか。絵自体が下手というのじゃなくて喜ぶ私。

しかも投稿の応募要項には毎月トップの人には担当編集者が付き、デビューまでサポートすると記述があります。

 

おおおおおお、いきなり担当さんゲット!

以前は15年以上ボツ続きだったので、またボツになる覚悟はしてたんですよー。

それなのにあっさりトップ賞なので、漫画家やってた間に少しは成長してたんだなー私も。はっはっは。

 

しかし、不穏な空気は漂っていました。

雑誌の発売から2週間以上たっているのに電話が来ていません。

担当が付くような賞に入れば絶対に電話があるはずです。

なぜ・・・?

担当さんに電話攻撃

電話が無いので、こちらからコンタクトを取るしかありません。

 

「○月に××賞に入った△△△と申します。(まだお世話になっていないけど)お世話になっております。担当編集者の方についていただけるということですがご連絡がないので、お電話させていただきました。」

 

と電話に出た人に伝えると、私の担当編集者が誰になっているのか調べ、折り返し担当さんから電話をくれるとのこと。

その際に賞金の振込先の口座番号を用意しておくように、と。

とりあえず担当さんが誰なのかは決まっているようで良かった。

あとは電話を待つだけだ。

 

・・・。

 

2週間経過

全然連絡が無い。

この時私は読み切りの仕事で忙しかったので、この仕事が終わったらまた電話をしようと思っていたのですが・・・まさか本当に2週間経っても電話がないとは。

仕事が終わったので再び電話をすることに。

まだ担当さんの名前もわからないので、また調べてもらいました。

担当さんがその時は席を外しているとのことで、かけ直すと言われました。

 

さらに3日後

それでも連絡が無いのでまた電話をかけることに。

私の担当さんが誰なのかまた調べてもらいました。

いったい誰なんだよ、私の担当は。

 

担当さんは会議中とのこと。戻ってきたらかけ直すと言われましたが同日の夜に再び電話をかけることにしました。

電話に出た人に、また担当さんが誰なのか調べてもらい・・・(何回目だよ!)

 

担当さん「ご連絡遅くなってすみません。」

 

出たー!!!どうやら男性だー!

なかなか連絡がつかなかったことを謝ってくれて、賞金を振り込む口座番号などは出版社から送られてくる用紙に書いて送り返す必要があるらしい。

「ネーム見てもらえますか?」と聞くと、「いいですよ(^^)」と快い返事。

よかった。

本当は担当編集者なんていないんじゃないかと不安になっていたから、本当によかった。

この日は金曜日で、口座番号などを書く用紙は週明けには届くように手配するとのこと。

その際に名刺も同封するので、そこにネームを送れば良いらしい。

よーし、ネームがんばるぞ。

 

1週間後。再び金曜日がやってきました。

 

用紙が届きません

 

週明けって言うから遅くても火曜日には届くと思ったんですが・・・。

仕方ないので私からまた電話をします。

担当さんの名前はさすがにもうわかっているので、スムーズに呼び出してもらえました。

しかし、担当さんは席をはずしているとのこと。

戻ったらかけ直すように伝えるとのことでしたが、やっぱりかけ直して来ないのであった。

その後、数日にわたり2回ぐらい電話をしましたが、席を外していたり会議中だったりで担当さんと連絡が取れず。

毎回、かけ直すと言われても一度も電話がないのでした。

 

数回目でやっと電話が通じ、まだ用紙が届いていないと伝えると、すぐ手配するとのこと。

この時点でもうネームができていたので、先にメールアドレスを聞いてそこに送らせてもらうことにしました。

ネームを送る

ネームはファイル転送サービスで送ります。

送ったネームを担当さんの方でダウンロードしてもらう必要があります。

普通、ファイル転送サービスのダウンロード期限は1週間です。

ところが、待っても待ってもダウンロードされる気配が無く5日が経過しました。

 

しかも、相変わらず口座番号を登録する用紙も送られてきません。

どうなってんのー!?

 

というわけでまた電話をすることに。

この時はすぐ電話が通じたので、用紙が送られてこないこととダウンロード期限が近いことを伝えました。

 

担当さん「必ずちゃんとダウンロードして、ネームを見てこちらから連絡しますね(^^)用紙もすぐ送ります(^^)」

 

毎回、すごく感じの良い返事をくれる担当さんなのです。

翌日、実際にダウンロードしてくれました。

しかし・・・。

 

1週間後。

・・・・連絡が何も来ない。あと用紙も

 

担当さん「すみません、忙しくてまだちゃんとネームを見れてないんです。来週中には見てこちらから連絡しますね。用紙もすぐ送ります(^^)」

 

そしてまた1週間

気の弱い投稿者ならもう諦めてしまうのではないでしょうか?

でも私は諦めません。

 

だって賞金をまだ貰ってないんだもの

 

担当さんにネームを見てもらう云々はともかく、賞金をもらうのは絶対的な私の権利なのです。

少ない金額とはいえ、ちゃんと貰わなくてはいけません。

 

電話で今度は「賞金をまだもらっていない」という旨を伝えました。

ネームの返事はともかく、賞金を振り込まないのはまずいと思ったのか2日後、ついに口座番号などを書く用紙が送られてきました

担当さんの名刺も入っていました。

よかった。

 

すぐに記入して送り返して、1週間経過

何回、1週間が経過したら気が済むのか。

 

電話をするもまた会議中やらで、なかなか連絡が取れず。

何度目かでやっと連絡が取れました。

 

担当さん「用紙の方は経理に回しておきましたので、2カ月ほどで振り込まれると思います。あと、すみませんが忙しくてまだネームを見れていないんです。来週にはなんとか見られるかな・・・という感じで。見たらこちらから連絡しますね(^^)」

 

なんとか賞金は無事ゲットできそうでよかったよか・・・って振込遅いな!2カ月後って。

この担当さん、本当にネームを見てくれる気はあるんだろうか?

毎回「こちらから連絡します」って言ってくれるので、いちおう連絡する気はあるのかな。

と思っていたらTwitterでこんなつぶやきが。

 

「こっちらから連絡します」=「連絡してくんな」

 

おおおおおおい!

絶対コレじゃん!

的確すぎて涙出るわ!

困った担当さんの対処法

私の担当さんは、私を担当する気がなさそう。

雑誌のシステムとして「トップの人には担当編集者が付く」というのがあるので、仕方なく付いたと思われます。

他に有望な人がいなかったので、消去法で私がトップになったっぽい。

ある意味運が良い月に投稿したとも言えるんですが。

 

こういう「連絡が取れない担当さん」「返事が来ない担当さん」というのはデビュー前の新人にはよくある話です。

このタイプの担当さんには初めて遭遇したので、どうしたらいいのか調べてみました。

参考にしたのはこちらの「新人マンガ家相談室」です。現役編集者が悩みに答えるサイト。

新人マンガ家相談室(外部サイト)

 

ここで調べたところ、2つの対処法を見つけました。

編集長に相談して、担当さんを別の人に変えてもらう

新たに持ち込みをして、見てくれた人に事情を話して担当になってもらう

この2つ。

単にまた投稿するのだと、担当さんは変わらないので意味がないそうです。

 

うーん、編集長に相談するのが一番早そうだなぁ。

よし、そうしよう。

今の担当さんに名刺ももらったばかりですが、仕方ない。

 

・・・ん?

 

 

あ・・・あんた編集長だったんかーい!!!

 

※担当が編集長=逃げ場なし

持ち込みに行ったって結局担当を変えるのは編集長の許可がいるだろうし・・・。

ああああどうしたらいいんだあああ。

 

でも見方を変えれば、編集長だから本当に忙しいのかもしれないし、忙しいのが落ち着いてちゃんとネーム見てくれたら担当が編集長っていうのはとても有利・・・。

うぅ・・・。

もう少し、返事待ってみよう・・・。

 

☆☆最後まで読んでいただきありがとうございます☆☆

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