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場面緘黙症の小学生、現在の様子 治療(療育)を終えての今

投稿日:2017年7月24日 更新日:

うちの場面緘黙症の女の子、ちりこも小学2年生になりました。

幼稚園の年中の時から大学の心理センターでプレイセラピーを受けてきましたが、1年生で終了。

セラピーを卒業した理由は、心理士さんによると「もう卒業しても大丈夫だから。」とのこと。

本当に大丈夫だったのか、現在の様子をお伝えしたいと思います。

これまでの記事は、場面緘黙症の目次からどうぞ。

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クラス替え

2年生になってクラス替えがありました。

1年生の後半はお友達もできて、よく家に遊びに来てくれる子が3人もいました。

友達ができたことでクラスにも馴染めたようで、楽しそうに学校に行っていました。

それが、せっかくクラスが楽しくなってきたのにクラス替えになるということで、ちりこは不安な様子でした。

最初は全然平気そうだったので安心していたのですが、春休みになると2年生になるのがイヤだ、と寝る前に泣きだしたこともあります。

安心させるために「先生にそれとなく(仲が良い子と同じクラスになれるように)伝えておくから」と約束してしまいました。

 

仕方ないのでそれとなく先生には伝えました。

「仲の良い子全員とクラスが離れると、ちりこが学校に行けなくなるんじゃないかと不安で・・・」と。

先生は困った様子でした。すみません(汗)

「お友達と同じクラスにして」とはさすがに言いませんでしたが、とりあえず「先生にちりこの不安を伝えておいたよー」と言えば、ちりこも安心します。

それに、クラス数はそんなに多くないのでお友達全員と離れるとは考えづらかったです。

 

結果、仲が良い子の1人と同じクラスになれました。

 

1年生の時の先生は場面緘黙に理解がありましたが、2年生の先生はわからないのでまた家庭訪問の時に「放課後カルテ」の8巻を渡すことにしました。

このブログで何度も紹介していますが緘黙のことがわかりやすく描かれており、しかも漫画なのでとても読みやすい。

読むのに時間もかからないので渡しやすい。

本当にこの漫画があってよかった。

でも、これを渡さなくても担任の先生は、ちりこが1年の時の担任から緘黙について話を聞いていたそうです。

なので、最初からある程度理解してくれていた様子。

授業で発表の時に声が小さくても決して責めたりせず、優しく見守ってくれているようでした。

今は本当に良い先生が多いなー。ちりこの先生運が良いのかも。

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学校での様子

1年生の後半からは仲の良いお友達ができたこともあり、緘黙の症状はだいぶ良くなっています。

活発な子のようにはいきませんが、仲良くない相手でも話しかけられたら答えられるようにはなっている様子。

授業で発表する時も、先生いわく「周りが静かにして耳を澄ませれば聞こえるぐらいの声は出ている」そうです。

それってけっこう小さい声だと思うんですが、それで良しとしてくれる先生素敵。

遠足のお弁当の時、一人にならないか心配で先生に見ていてくれるよう頼みましたが、自然と友達と一緒にいたそうです。

友達関係

ちりこはとにかくマイペースです。

ある程度わかってはいましたけど、2年生になって改めて気付きました。

 

休み時間何してるの?と聞くと、一人で学校探検とかしているそうです。

一人で、というと友達がいないように思えてしまいますが、1年生の時から仲の良い子もいて、普通に休み時間に一緒に遊ぼうとしてくれます(学校から帰ってから遊びに来てくれることもある)

ちりこは、あえて一人で探検するのが好きなのです。

 

思い返せば私が小学校低学年の時も似たような性格でした。

私の場合、とにかく休み時間は自分の席から一歩も動かないことにしていました。

友達が「おいでー」とか言って呼んでくれるとむしろイヤだったり。

プールの授業で自由時間の時、友達は一緒に遊ぼうと誘ってくれるのですが断っていました。

私はひたすら潜水がしたいのに、誰かがいると水中ジャンケンしようとか言われるのでイヤだったのです。

 

そういう性格だったのでちりこの気持ちもわかるのですが、せっかく誘ってくれるお友達をないがしろにしているようで、ちょっと気になります。って私も同じことしていましたが。

私は3年生ぐらいになるとだいぶマシになったので、ちりこの超マイペースもそのうち緩和されるかな・・・と思う。

自己肯定感という宝

ちりこは学校で遊びに誘われても1人でいたい時は普通に断ります。

今日家に遊びに行っていい?とかお友達に言われても、気が乗らなければ平気で断ります。言い方がきつい時も。

「もうちょっとお友達を大事にしようね」と注意することもありますが、実は一方でちりこを見直したところでもあります。

 

ちりこは1年生の後半で、初めてお友達が家に遊びに来たりしてくれるようになりました。

そういう良い友達がやっとできたことで、「この友達を離したくない」と、過剰に気を使ったり、ご機嫌をとったりするのを私は心配していました。

でも、ちりこは私が思っていたよりずっと芯の強い子でした。

誰かのために無理に合わせたりしません。

ある意味、自分を大事にできる子だとも言えるのです。

遊びの誘いを断ったぐらいで友達が簡単に離れていかない自信があり、もし離れていってショックを受けたとしても良い経験にして立ち直れるでしょう。

自己肯定感や自尊心がしっかりあるのだと思います。

 

昔、とある人に「自己肯定感を持たせることはすごく大事だよ」と言われたことがあります。

例えば誰かに悪口を言われた時、自己肯定感がないとそのまま受け止めてしまい、落ち込んだりします。

 

ちりこがもし仲良くない子に「バーカ」とか言われたら、言い返すことはたぶんできないでしょう。

でも心の中では「私はバカじゃないし」と、跳ね返せるだけの自己肯定感がちりこにはあると思います。

 

言い返せないのでいじめに発展するのが心配なところですが、ちりこは最近テレビでいじめのニュースを見ていた時

「もしいじめられたらすぐママに言うね

となぜか自分から言ってくれたので、何かあったら私が対処することもできます。

 

心理センターで「ちりこちゃんはもう大丈夫だから、いったんセラピーは卒業しましょう」と心理士さんから言われた時、嬉しかった半面、不安がありました。

クラス替えもあるのに、本当に大丈夫かなあ、と。

今、自信と自己肯定感をちゃんと持った強いちりこを見て、心理センターの言うとおりだったと思います。

今のちりこには心理センターでやってもらうことはないでしょう。今後また何かしらトラブルが起きたら別ですが。

ちりこは家のお手伝いも宿題も自分からは全然しようとしないし、習い事はすぐ飽きてやめるし、算数は苦手だし、「この子、大丈夫だろうか・・・」と思うこともあります。

でも、今はそんなに心配しなくていいかもと最近は思えてきました。

しっかりちりこの中に育ってくれた自信と自己肯定感は、きっと将来にも良い影響を与えてくれるでしょう。

心理センターに通ったりして場面緘黙のことを本人にも理解させ、周りがちりこの症状を温かく見守ってきたこともあり、自信を失うことなく成長してくれたようです。

私もちりこの感情に寄り添うことを意識してきましたが、完璧というわけでは全くありません。たまにキレてしまうし。

でも、安心感の輪で習ったように、3割できていればいいわけです。

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私の子育てはけっこうテキトーであり、休みの日は大概ちりこの方が早く起きるし、しんどければすぐ家事をサボります。

そんな中、「いじめられたらすぐママに言う」というなかなか重い言葉を引き出せたのでちょっと感動してしまいました(笑)

といっても高学年とかになるとまた変わってくるかもしれないので、安心しすぎず頑張っていかないとといけませんが。

心理センターはいったん卒業しましたが、何かトラブルがあったらいつでも相談していいと言われています。

これからも無理せず、ちりこに寄り添っていこうと思います。

 

何かのご参考になれば幸いです。

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