漫画人生

ジャンプPAINTを本気レビュー!無料で漫画制作に使える【メディバンペイント】

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ipadでのお絵かきソフトとして有名な「メディバンペイント」の漫画特化版で雑誌「ジャンプ」と提携したという「ジャンプPAINT」が非常に気になったので使ってみました。

実際に漫画の仕事をしている私が(売れてませんが)レビューしてみたのでご参考にどうぞ。

Androidやiphone、iPadでも使えますが私はPC版を使いました。

ジャンプPAINT

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無料で初心者に最適

ジャンプPAINTは全て無料で使えるんですね。

漫画はアナログで制作すると、スクリーントーンが一枚280円以上(高いと800円とか)しますが、これだと全て無料なのでデジタルに挑戦してみたいという初心者のかたには特に最適だと思います。

もちろんトーンだけでなくペンやブラシも無料です。

ブラシは、飛び散る葉っぱであるとか細かい光とか、アナログだと時間のかかるものが一瞬で描けるすごいやつです。

実際に雑誌「ジャンプ」で使われているフォントも使えます。

フキダシの中のフォントと、モノローグのフォントが違うなんて知ってました?私は知りませんでしたよ!

こういう新しい発見ができるのも別の楽しみがあります。

 

トーンやブラシなど、元々入っているもの以外にダウンロードできる素材も多いので種類には困らないと思います。

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ジャンプルーキーにそのまま投稿可能

出典:ジャンプPAINT

少年ジャンプルーキーとは、投稿するとサイトに掲載されます。

少年ジャンプルーキー

人気の作品は毎月選ばれるルーキー賞に入るチャンスがあり、ゴールドルーキー賞に入ると本誌に掲載されるという確約付き。

デジタルでの投稿の仕方は雑誌によりまちまちですが、最初はけっこう戸惑うものです。

フォトショップ形式に書き出して、zipにまとめて、容量が多いと分割して・・・とかややこしかったりします。

アナログだと封筒に入れて送るだけなんですけどね。

これだとアプリから投稿ができるので、かなり敷居が低いと思います。

ジャンプに投稿したいという人にはかなり良いんじゃないでしょうか。

ジャンプ要素がすごい

ジャンプPAINTでは、実際にプロの原稿を使って練習ができるという特殊な機能があります。

こちらはトーンの練習に使える、「ニセコイ」の見本。

細かいペンタッチなど、雑誌で見るよりずっと参考になると思います。

普通、生原稿の方が雑誌で見るよりずっと上手ですからね。

一条君のアップもこんなにくっきり見られます。

 

こち亀も。

他にもハイキュー!!やONE PIECE、銀魂、BLEACEなどジャンプファンには嬉しい内容となっています。

ジャンプ作家さんが実際に使った描き文字を素材として使えるという機能もあります。

汎用性の高そうなものをいくつか集めてみました。

描き文字の参考になると思います。

投稿であまり素材ばかり使っていると「自分で描け」と編集部の人に言われます(批評に書かれた経験あり)。

この素材は私的な範囲でなら使用できるそうです。

もちろん自分で描くのが一番ですが。

実際に使ってみた

公式サイトからダウンロードし、登録。TwitterのアカウントかGoogleのアカウントで登録できるので便利ですね。

私はなんとなくメールアドレスで登録してみました。

それでもアドレスとパスワードだけでいいので簡単です。

原稿サイズの指定ができます。

テンプレートからジャンプルーキー用のサイズや、一般的な原稿用紙サイズが選べるので簡単です。

データはクラウドに保存、他端末と共有できる

作品データはジャンプPAINTのクラウドに保存できるので、パソコンの容量を圧迫しません。

スマホやタブレット、他のパソコンなど別の端末から呼び出すこともできるので、データの共有も簡単です。

私は普段、デスクトップPCとノートPCで原稿作成しているのですがDropBoxを使って共有しています。

DropBoxは容量が普通に使うと2GBぐらいなので、わりとすぐいっぱいになるのですがジャンプPAINTでは気にしなくていいというのは大きいですね。

既にある原稿データの読み込みも可能

ファイル→ファイル取り込み から別で作成したデータを取りこむこともできます。

試しに3枚同時に取りこんでみました。

取り込める形式はpng、jpeg、psd、mdp、tiff、tifとメインどころは全部OKですね。tiffなんてむしろ知らないですから。

私はjpegで取り込んでみました。

取り込む際、選んだ順に1ページ、2ページ、となるようですが後から自由に順番が変えられます。

ちゃんと読み込めてますね。

下書き

鉛筆ツールで不透明度を下げて下書き。

普段はCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使っているんですが、下書きは特に違和感なく描くことができました。

クリスタは多くのプロが使っているものなので、それと比べて違和感なく使えるというのはすごいところ。

ペン入れ

ペン入れになると、普段使っているクリスタとのインターフェースの違いになかなか戸惑いました。

逆に、他のソフトをあまり使っていなくてまずジャンプPAINTから始めた人は、余計な先入観がない分すんなり受け入れられると思います。ペンとしては描きやすいですし。

Gペンや丸ペンツールでは滲み(にじみ)を0~5段階で設定でき、高くなるほど線がほどよく荒くなりアナログ感を出すことができます。

アナログから移行する時は原稿の「デジタル臭さ」が気になりやすいので、これは嬉しい機能。

ただ、滲みと入り抜きを同時に設定できるペンツールがないのがちょっと気になるところ。

なぜか滲みができるペンでは入り抜きを設定するところがないです。

漫画のペンといえば入り抜きのあるペンを想像するので、できれば滲みと入り抜きは両方使いたいんですけどね。

まあ漫画の線は細いし、見ている人には入り抜きはわからないと思うのでそんなに気にすることではないのかもしれません。

トーン

トーンが一番戸惑いました。

ジャンプPAINTのトーンは「トーンレイヤー」が作成されないので、同じレイヤー内でペンを使ったりトーンの重ね張りができたりします。

レイヤーは分けた方が修正しやすいので、私は意図的に分けました。

 

私はクリスタとの違いになかなか戸惑ってしまいましたが、ジャンプPAINTは機能がわりとシンプルで、漫画ソフトを初めて使う人にとっては覚えることが少なくて逆にとっつきやすいと思います。

機能の多いソフトを使ってからシンプルなものを使うと「あの機能はどうやるの?」となってしまいますが、逆だとそれがないですからね。

そういう意味でも、デジタルの漫画制作入門として良いソフトだと思いました。

ジャンプPAINTはこういう人におすすめ

・これからデジタルで漫画制作を始めたい人

・ジャンプルーキーに投稿したい

・ジャンプのプロ作家の原稿を詳しく見て参考にしたい

 

ジャンプのプロ作家さんの原稿で練習できるのは貴重なので私はこれからもちょくちょく利用していきたいと思います。

ジャンプの作家さんは絵が上手いですから、既にプロとして仕事をしている漫画家さんが見ても参考になる&ファンなら嬉しいと思います。

 

以上です。ご参考になれば幸いです。

ジャンプPAINTのダウンロードはこちらから。

ジャンプPAINT(公式サイト)

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