健康

膝の人工関節置換術 手術記~痛みや費用、手術後4年目の生活~

投稿日:2017年2月5日 更新日:

私の母の話ですが、ヒザの人工関節手術(人工関節置換術)をして今年で4年目になります。

その経過や、手術の痛みはどうだったか、リハビリの様子、費用など聞いてみました。

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手術前の状態

手術当時60代前半。

元々、母は若い時の交通事故の影響でヒザが悪かったです。

歩いたり自転車に乗れるので見た目はごく普通ですが

・走る

・正座(膝が普通の人ほどには曲がらない)

・長距離を歩く(だんだん痛くなってくる)

というのははできません。

 

その状態がずっと続いていましたが、4年前からヒザの状態が悪化してさらに曲がらなくなってきました。

ヒザが曲がらないので自転車にも乗れなくなり、階段の上り下りも困難に。

痛みとしては、無理に曲げようとしない限りは大したことなかったそうです。

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病院へ

膝の状態が悪化してから3ヶ月ほどして病院へ(遅い)

 

とある個人病院の整形外科へ。

レントゲンを撮ったり問診をして、人工関節の手術が必要と判断されました。

左足が特に悪かったので左足を先に手術することに決定。

手術は片足ずつ?両足一緒?

ヒザの人工関節手術は、片足ずつ行う人もいれば両方する人もいるそうです。

両方といっても一度の手術で両足とも手術するのではなく、1週間とか短い期間は空けるらしい。

同じ入院期間中に両方手術する、というイメージ。

母の入院先では若い人が続けて両足を手術していて、問題ない様子だったそうです。

詳しくは後述しますが、母の場合は術後1週間というとまだ全然膝が曲がらなかったです。

 

回復が早い人なら両足続けて手術しても大丈夫そうですが、母の場合は期間を空けておいて良かったなと思います。

手術の予約

最初は半年待ちと言われたけれど、キャンセルが出たのか3ヶ月後に手術ができることに。

入院

大阪の総合病院で。

母曰く、「検査とかあったから、手術の1~2日前には入院だった」とのこと。

最初に行った個人病院の先生が執刀医なのですが、その先生は「この月は○○病院で手術、翌月だと××病院で手術」とか決まっていたのだそう。

手術

背中に麻酔を注射して、下半身だけ感覚がない状態に。

おそらく硬膜外麻酔というやつですね。

意識は普通にあったらしい。

麻酔はけっこう痛かったけれど我慢できないほどではなかった、と母は言う。

 

手術後に麻酔が切れたら、痛みは関節よりも手術の傷口の方がズキズキした、とのこと。

大した痛みではなかったそうです。

 

この日のみ車椅子を使用。

トイレでは車椅子から少しは下りないといけないですが、特に苦労した記憶はないとのことです。

手術後最初のトイレは看護師さんの付き添いがあり、その後は昼間は自力、夜間のみトイレの際は看護師さんを呼ぶように言われていたらしい。

 

手術後3日ほどは、太ももまでの締め付けのきついストッキングを履かないといけなかったらしく窮屈でつらかったんだとか。

リハビリ

手術翌日からは、とにかく自分で歩くように言われる、とのこと。

歩行器→杖を持って歩く→手すりを持って歩く

というのが基本の流れでしたが歩行器はほとんど使わず、杖も母の状態だと変に負担がかかるから、と全然使わなかったらしいです。

手術翌日から歩いてトイレにも行けたのだとか(病院の廊下には手すりがあるので、なるべく持って歩くようにはした)。

 

リハビリでは主に膝を曲げる練習をします。

普通にしている分には手術直後からわりと平気だった母ですが、膝を曲げるリハビリはとにかく痛くて、この病院に入院していた3週間は頑張っても60度ぐらいしか曲がらなかったそう。

先生が膝を持って曲げたり、専用の機械で曲げたり。

曲げるリハビリはもちろん痛いけれど、痛すぎたら止めることはできるとのこと(そりゃそうだ)

 

母曰く「リハビリはたしか1日一回、40分~1時間ぐらいだったかなー」と。(曖昧ですみません)

 

3週間経っても最大60度ぐらいしか曲がらないというのは回復が遅い方らしいです。

同じ病院で、同じ手術とリハビリをしていた70代の人が1週間で元気に退院していったんだとか。

手術前の状態にもよると思いますが。

痛み止めは打つ?

この病院の3週間の間に、1度だけ痛み止めの注射をしたことがあるそうです。

そうすると、すんなり膝が曲がって感動したそうです。

しかし、痛み止めが切れた途端激痛に見舞われ、「二度と痛み止めは使わない!」と決めたんだとか。

転院

最初に手術をした病院ではシステム的に入院は3週間までしか無理でした。

通常、膝の人工関節手術は3週間の入院でじゅうぶんらしいのですが(1週間で退院する人もいる)母は状態が悪かったので転院することになりました。

最初の病院はリハビリテーション科というのがなかったのですが、転院先の病院にはありました。

最初の病院の車で転院先に送ってくれました。転院先も同じ系列の病院だったからだと思います。

 

こちらではリハビリが増えて1日2回(1回につき45分~1時間ほど)あったそうです。

膝を曲げる以外のリハビリについては、母の記憶が曖昧な部分がありますが

・バランスボールに乗る(ただ座るだけ)

・自転車を漕ぐ(実際の自転車ではなく、倒れないやつ)

というのがあったそうです。

この転院先の病院で、母は約2ヶ月入院します(長っ)

そして、人工関節を入れた膝は115度ぐらい曲げられるようになりました。

膝の人工関節はどれぐらいの角度まで曲がる?

膝の人工関節は120~130度ぐらいまで曲がるポテンシャルがあるそうです。

でも、必ずこれだけ曲がるようになるわけではなく基本的には手術前に曲げられた角度までらしい。

同じ病院に入院していた人は、手術前にほんの少ししか曲がらず、手術後もやはりそこまでしか曲がらなかったんだとか。

 

しかし、母の場合は手術前の半年間はほとんど曲がらない状態でしたが、手術後は最終的に自転車が漕げるまで回復しました。

一般的に自転車を普通に漕ぐには120度曲がらないといけないといわれています。

母の場合、自転車の椅子をけっこう高くしないと漕げませんが、115度ぐらいは曲げられると思います。

これは、調子が悪くなる前と同じぐらいだと思います。

若い時の事故からずっと正座や走ったりはできず、今もそれはできませんが、日常生活は普通に送れています。

 

「膝が曲がらなくなってきて人工関節にするなら、なるべく早くした方がいいね」と母は言います。

退院後のリハビリ

最初の病院で3週間、転院したリハビリ病院で約2ヶ月入院した後、退院します。

そこから3ヶ月間ほど、家の近くの整形外科にリハビリに通いました。

通う頻度は病院が決め、月に7回ほど通っていました。

リハビリ内容は入院していた病院と同じく膝を曲げたり、バランスボールに乗ったり、自転車のようなものを漕ぐ練習をしたんだそう。

ただ、母は曲がりが悪かったということで通っていましたが、普通は通わないようです。

右足の手術

左足の手術から7ヵ月後、別の総合病院で右足の手術になりました。

基本的に左足の手術と同じですが、この病院にはリハビリテーション科があったので途中で転院することなく、そのまま3ヶ月入院していました(長い・・・)

右足もリハビリで115度は曲げられるようになっていました。

その後

退院後3ヶ月はまたリハビリに通っていましたがその後は通っていません。

1年後ぐらいに膝がズキズキ痛むようになり、病院へ行っても原因がわからずシップを貼ってやりすごしたことがありました。

1ヶ月以内には治ったとのこと。

関節自体は人工のものなので痛むことはないはずですが、周りの組織とかいろいろあるんでしょう。

 

両足の手術後2年ほどは怖くて自転車に乗っていませんでしたが、4年目の今は普通に乗っています。

椅子をなるべく高くする必要はありますが、特に問題なく自転車に乗れているようです。

なので、リハビリをやめたら膝が曲がらなくなったとかそういうことはなかったです。

費用

例えば、人工股関節置換術の場合は80万円、人工ひざ関節置換術の場合は60万円に上限が定められています。 医療保険など軽減制度が適用できると、いずれも約10万の費用ですみます。 実際に払う費用は97,430円に入院費や食事代を加えた額となります。 よって、約10万円程度で手術を受けて頂くことができます。

引用元:もっと知りたい!人工関節

ひざの手術代は60万円もするんですね。

といっても高額療養費(高額医療費)制度があるので、決められた上限までしか払わなくていいとのこと。

全国健康保険協会(外部サイト)

母の場合はもう仕事をしていなかったので、非課税世帯となり一ヶ月の上限が約3万5千円(入院中の食事代と差額ベッド代は別)だったようです。

非課税世帯じゃなければ上の引用にもあるように上限が97,430円のようですね。

詳しくは上記の全国健康保険協会のサイトをご覧ください。

 

母の場合差額ベッド代はなかったので約35,000円+食事代、が入院1ヶ月分(手術がある時は手術費込み)の費用でした。

食事代は1食210円だったので1日3食として1ヶ月(30日)で18,900円です。

合計で1か月53,900円ぐらいになりますね。

※非課税世帯でなければ平成30年4月以降は一食460円になるようです

入院時食事療養費(外部サイト)

 

同じ月に病院が変わると、別々に療養費がかかってしまうので注意。

例:非課税世帯の○○さんが、A病院で入院→約3万5千円が上限

同じ月に、B病院に転院し入院→約3万5千円が上限

この場合、○○さんにはこの月に最大約7万円(+差額ベッド代と食事代)の自己負担が発生します。

 

母の場合も、最初の病院で3週間入院し、同じ月に別の病院へ転院したので、この月は2回費用がかかっています。

母の人工関節手術費用記録

領収書を紛失してしまったので、だいたいの金額です。

ちゃんと探せば家のどこかには領収書があるらしいので、見つかったらもっと正確な金額に更新しますね(見つかるかわかりませんが・・・)

 

1ヶ月目 A病院で手術+入院3週間 約48,230円(高額療養費の上限+3週間分の食事代)

     B病院で数日間入院 約39,410円(高額療養費の上限+7日分の食事代で計算)

2ヶ月目 B病院で入院 約53,900円(高額療養費の上限+一か月分の食事代)

3ヶ月目 B病院で入院、退院 約53,900円

4~6ヶ月目 近くの病院にリハビリで通院(1回700円~1500円を月7回ほど) 約17,100円

7ヶ月目 C病院で手術、入院 約43,100円(高額療養費の上限が下がり、前回の手術時より安くなる)

※12か月以内に高額療養費の払い戻しを3回受けると、4回目から自己負担の上限が下がります。母の場合も適応されたはずだとして計算しています

8ヶ月目 C病院で入院 約43,100円

9ヶ月目 C病院で入院 約43,100円

10~12ヶ月目 近くの病院にリハビリで通院(1回700円~1500円を月7回ほど)約17,100円

合計 約35万8940円

という結果になりました。

母はいちいち入院期間が長かったのが金額に響いてますね。

といっても、全労災などの医療保険に入っていたので問題なかったようですが。

母は少し特殊な例なので、通常は入院期間は2~3週間(早いと1週間)、通いのリハビリはなしと考えてよいと思います。

 

手術前よりずっとひざの調子がよくなり、手術を受けてよかったと母も思っているようです。

 

以上です。

ご参考になれば幸いです。

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